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自宅で筋肥大を目指すには?軽いダンベルで取り組む週4日メニュー

GYMDONE 編集チーム

自宅で筋肥大を目指すには?軽いダンベルで取り組む週4日メニュー

自宅で筋肥大は狙えます。軽いダンベルと懸垂バーがあれば始められます。筋肉には、ダンベルに書かれた重さの数字はわかりません。大切なのは、そのセットがどれだけきつかったかです。研究では、限界まで反復した場合、軽い負荷でも重い負荷でも筋肉の増加量はほぼ同じでした。各セットをあと0–2回できる程度まで行い、回数や難度を少しずつ上げ、十分なたんぱく質をとれば、週4回のトレーニングで十分です。

ただし、数か月たつとダンベルが軽く感じられるようになり、工夫が必要になります。まずはその対処法を押さえ、そのあとでメニューと週ごとの進め方を見ていきましょう。

自宅で筋肥大は本当にできる?

21件の研究をまとめたメタ分析では、1回だけ挙げられる最大重量の60%以下の負荷と、それより重い負荷を比較しています。どちらも全セットを限界まで行ったところ、筋肥大の程度は同じくらいでした。一方、最大筋力は重い負荷で鍛えたグループのほうが大きく伸びています(Schoenfeldら、2017年)。つまり、軽い重量でも筋肥大は狙えますが、1回で挙げられる最大重量を大きく伸ばすには、いずれバーベルが必要になります。

自重トレーニングでも筋肉はつきます。若い男性18人を対象とした小規模な試験では、腕立て伏せ、または最大重量の40%で行うベンチプレスを週2回、8週間実施し、筋肉量と筋力はどちらのグループも同程度に増えました(Kikuchi・Nakazato、2017年)。腕立て伏せも、その負荷と同じになるよう調整されています。30回までできるのに10回で楽に終えるようなセットでは、同じ条件にはなりません。

ただ、自宅トレーニングには、手元にある重さの限界があります。初心者なら、軽いダンベル2個でも数か月は筋肉を増やせます。すでに30 kgでローイングをしている人は、すぐに重さが足りなくなるため、次に紹介する工夫か、より重い器具が必要です。

軽い重量でも十分な負荷をかけるには

すべてのセットで限界まで追い込む必要はありません。補助してくれる人がいない自宅では、助かるポイントです。15件の研究をまとめた分析では、限界まで行っても、限界の少し手前で止める場合に比べて明確な優位性は見られませんでした(Refaloら、2023年)。あと何回できるかを見極めるには慣れが必要です。RPEとRIRの解説も参考にしてください。限界近くまで行うのに25回以上必要になったら、下の方法を上から順に試してみましょう。

自宅の筋トレで負荷を上げる方法
方法やり方例
片側ずつ鍛える片側の腕や脚だけで負荷を受けるため、同じ重さでもかなりきつくなります。を
難度の高い種目に変える体の角度や手の位置を変えます。をや
ゆっくり下ろす3–4秒かけて、動きをコントロールしながら下ろします。
途中で止めるいちばんきつい位置で1–2秒止めます。
重量を増やすより重いダンベルを買うか、本を詰めたリュックを背負います。

動作を遅くする方法にも限界があります。8件の研究をまとめた分析では、1回の動作にかける時間が0.5–8秒の範囲なら、筋肥大の程度は同じくらいでした。10秒より長い動作では効果が低い傾向でしたが、検証した研究は少数です(Schoenfeldら、2015年)。テンポを遅くすること自体に、筋肥大をさらに促す効果があるわけではありません。軽い重量でもきつくする工夫として使いましょう。

家で筋肉をつける週4日の筋トレメニュー

用意するのは、ダンベル2個、懸垂バー、トレーニングチューブ、頑丈な椅子かベンチ、踏み台です。上半身と下半身をそれぞれ週2日、たとえば月・火・木・金に分けて鍛えます。セット間の休憩は1–2分です。器具がまだそろっていない方は、ホームジムの始め方で、何から買うとよいか確認できます。

  • 上半身A3セット × 8–20回3セット × 8–20回3セット × 6–15回3セット × 5–12回2セット × 10–20回
  • 下半身A3セット × 8–15回3セット × 10–20回3セット × 10–20回3セット × 10–20回2セット × 30–60秒
  • 上半身B3セット × 5–12回3セット × 8–20回3セット × 12–25回2セット × 15–25回2セット × 10–20回
  • 下半身B3セット × 8–15回3セット × 8–15回3セット × 5–12回3セット × 8–15回2セット × 20–45秒

片側ずつ行う種目の回数は、左右それぞれの回数です。懸垂バーがなければ、順手・逆手の懸垂を、頑丈なテーブルの下で行うに置き換えられます。ただし、テーブルが倒れないことが条件です。まだ逆手懸垂ができない場合も、できるようになるまでは斜め懸垂を続けましょう。週3日しか時間が取れないなら、自宅でできるダンベルの筋トレメニューや器具なしの筋トレメニューのほうが取り組みやすいでしょう。

12週間で段階的に負荷を上げる方法

回数に幅を持たせているのは、同じダンベルでもローイングにはちょうどよく、スプリットスクワットには軽すぎることがあるからです。12週間を次の3つの期間に分けて進めます。

  1. 1–4週目: 各種目に合う重さやバリエーションを見つけ、あと2回ほどできるところで止めます。内容はすべて記録しましょう。
  2. 5–8週目: できるところから回数を増やし、あと1–2回できるところで止めます。すべてのセットで回数の上限に達したら、上の表を使って種目の難度を上げます。
  3. 9–12週目: 十分に回復できているなら、特に大きくしたい部位の種目を1セット増やします。筋肉痛が続いている、または重量や回数が落ちているなら、1週間は負荷を軽くしましょう。

負荷を段階的に高める方法は、プログレッシブオーバーロードの解説でも紹介しています。ジムに通える環境があるなら、筋肥大向けのトレーニングプランがより適しています。

筋肥大を支える食事と回復

筋トレは筋肉を育てるきっかけを作り、その材料になるのが食事です。たんぱく質は1日あたり体重1 kgにつき約1.6 gを目安にしましょう。体重80 kgなら約130 gです。食事のアイデアは筋肥大のためのたんぱく質ガイドで紹介しています。1か月たっても体重が変わらず、トレーニングの記録も伸びていないなら、1日の摂取量を100–200 kcal増やしてみましょう。睡眠も大切です。疲れていると、限界の近くまで追い込むのが難しくなります。

よくある失敗

  • 筋肉が熱くなってきたところでやめる。 軽い重量では、セットの終盤の反復が筋肥大に役立ちます。
  • 何か月も同じ20回を続ける。 記録が変わらなければ、筋肉に新たな刺激を与えられません。
  • 引く種目を省く。 腕立て伏せは家でも取り組みやすい種目ですが、背中を鍛えるには懸垂バーやチューブ、ダンベルが必要です。
  • 脚は自重スクワットだけで済ませる。 すぐに負荷が足りなくなります。片脚で行う種目に進みましょう。
  • 記録をつけない。 数値が残っていないと、トレーニングが進歩しているか判断しにくくなります。筋トレの記録のつけ方も参考にしてください。

よくある質問

自宅で筋肉をつけるには、どのくらいかかりますか?

数週間で力がついたと感じることもあります。見た目の変化は、トレーニングを継続して8–12週間ほどで現れることが多いです。経験者は、さらに時間がかかると考えておきましょう。

重りがなくても家で筋肉をつけられますか?

はい。特に初心者は、よりきつい種目へ段階的に進めば、重りなしでも筋肉をつけられます。ただ、引く種目と脚のトレーニングには工夫が必要なので、最初に買うなら懸垂バーがおすすめです。

1日20分か30分でも足りますか?

分けて行えば、十分な場合もあります。上のメニューは、各日まとめて行うと約40–50分かかります。朝と夕方に半分ずつ分けてもかまいません。

より重いダンベルを買うタイミングは?

きついバリエーションに変えても、メイン種目で約25回を超えてできるようになったら、買い足すタイミングです。可変式ダンベルなら、費用と収納スペースを抑えられます。

自宅の筋トレは安全ですか?

健康な成人の多くは、難度を徐々に上げ、鋭い痛みを感じたら中止することで、安全に取り組めます。懸垂バーや家具が体重を支えられるか、必ず確認してください。けがや心臓の病気がある方、妊娠中の方は、始める前に医師に相談しましょう。

参考文献