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腹筋の筋トレ|おすすめ種目と週3回のトレーニングメニュー

GYMDONE 編集チーム

腹筋の筋トレ|おすすめ種目と週3回のトレーニングメニュー

腹筋の筋トレは、いつものトレーニングの最後に10〜15分ほど組み込めます。体幹を丸める種目(クランチやリバースクランチ)、脚を持ち上げる種目(ハンギングニーレイズやレッグレイズ)、体幹が動かないように支える種目(プランク、サイドプランク、腹筋ローラーのロールアウト)を1つずつ選びましょう。各2〜3セットを週2〜3回行い、ほかの筋トレと同じように、筋力がついたら少しずつ負荷を上げていきます。

腹筋トレーニングは体幹を強くし、筋肉の輪郭も出やすくします。ただし、それだけで腹筋を覆う脂肪が落ちるわけではありません。腹筋が見えるかどうかは主に全身の体脂肪の量で決まり、その量はトレーニング全体と食事を通じて変えていくものです。

腹筋の筋トレでできること・できないこと

腹壁は、体幹を前に曲げる腹直筋(いわゆる「シックスパック」)、わき腹にある外腹斜筋と内腹斜筋、背骨を支える深層の筋肉で構成されています。これらを鍛えると筋力と筋持久力が高まり、ほかの筋肉と同じように、十分な負荷をかければ筋肉も大きくなります。

一方、腹筋運動だけでお腹の脂肪を落とすことはできません。ある6週間の研究では、運動習慣のない成人が7種目の腹筋運動を各10回×2セット、週5日行いました。腹筋の筋持久力は向上しましたが、体脂肪、ウエスト周囲径、腹部の脂肪の変化には、対照群との差が見られませんでした(Visputeほか、2011年)。お腹をすっきりさせることが一番の目的なら、下腹の脂肪を落とす方法と脂肪を落とすための筋トレも参考にしてください。

種目によって、腹筋の働き方にも差があります。一般的な腹筋種目と、あまり行われていない種目を筋電図で比較した研究では、腹筋ローラーを使う動作(ロールアウト、パイク、ニーアップ)、ハンギングニーレイズ、30°の傾斜をつけたリバースクランチで、腹筋の活動が最も高くなりました(Escamillaほか、2006年)。これらの種目では股関節屈筋群も強く働いたため、腰痛がある方は、より負荷の軽いバリエーションを選ぶほうがよい場合があります。

腹筋を鍛えるおすすめ種目

表の最初の3行から、1種目ずつ選びましょう。自宅向けの種目は、マット、安定した椅子、懸垂バーのいずれかがあれば行えます。器具を使わない種目をもっと知りたい方は、自宅でできる自重トレーニングもご覧ください。

動き別の腹筋トレーニング種目
動きジムで行うなら自宅で行うならセット数 × 回数
体幹を丸める2〜3 × 10〜15回
脚を持ち上げる2〜3 × 8〜15回
体幹が反るのを防ぐ2〜3 ×(6〜12回、または20〜45秒)
体幹が横に倒れるのを防ぐ2 × 左右各20〜40秒
体幹のねじれを抑える2 × 左右各8〜12回

最初の3行は、お腹の前面を鍛える種目です。最後の2行では、体幹を安定させる腹斜筋や深層の筋肉を鍛えます。これはスクワットやデッドリフト、重い物を運ぶ動作にも役立ちます。

週3回の腹筋メニュー

以下の短いサーキットメニューを1つ、いつものトレーニングの最後に加えましょう。たとえば、週3回の全身トレーニングのあとに取り入れられます。セット間の休憩は45〜60秒です。腹筋だけを鍛える日は、最初に数分間、軽く体を動かしましょう。

  1. Aの日・1種目目: ハンギングニーレイズ、または仰向けのレッグレイズを8〜15回×3セット。
  2. Aの日・2種目目: フロントプランクを20〜45秒×3セット。
  3. Aの日・3種目目: サイドプランクを左右各20〜40秒×2セット。
  4. Bの日・1種目目: ケーブルクランチ、またはクランチを10〜15回×3セット。
  5. Bの日・2種目目: パロフプレス、またはデッドバグを左右各8〜12回×2セット。
  6. Bの日・3種目目: スーツケースキャリーを左右各20〜30メートル×2本。
  7. Cの日・1種目目: 膝をついた腹筋ローラー、またはプランクを3セット。ローラーは6〜12回、プランクは20〜45秒。
  8. Cの日・2種目目: リバースクランチを10〜15回×3セット。

1週間でA・B・Cを順に行います。腹筋にしっかり負荷をかけるセット数は、1回あたり約8セット、週20〜25セットです。筋トレを始めたばかりなら、各種目2セットから始めましょう。スクワット、デッドリフト、オーバーヘッドプレスでも、すでに体幹を鍛えています。短時間で終えたい方は、どのくらい休めばよいかを解説したセット間の休憩ガイドも参考にしてください。

負荷を段階的に上げる方法

腹筋も、ほかの筋トレ種目と同じように負荷を上げていきます。まずは10〜15回など、目標とする回数の範囲を決めましょう。すべてのセットで正しいフォームのまま上限の回数に達したら、難易度を上げます。ケーブルクランチの重量を増やす、クランチで軽いダンベルを持つ、ニーレイズで脚を伸ばす、腹筋ローラーをより遠くまで転がす、といった方法です。プランクは5〜10秒ずつ延ばし、45秒キープできるようになったら、片腕や片脚を浮かせるなど、より難しいバリエーションへ進みましょう。これが漸進性過負荷(プログレッシブオーバーロード)です。最初の数週間を過ぎてからも、腹筋の成長を促し続けるために大切な考え方です。

プランクを数分間も続けるのは、時間の使い方としてあまり効率的ではありません。今のやり方が楽になったら、キープ時間を延ばし続けるよりも、難しいバリエーションを短時間行うほうが有効です。

回数、キープ時間、どのバリエーションで行ったかを記録しましょう。小さな変化は忘れやすいものですが、トレーニング記録を残せば、次の段階へ進むタイミングがはっきりわかります。

よくある間違い

  • クランチを速いテンポで何百回も行う。 楽にできる動作を何度も繰り返すと筋持久力は高まりますが、短い時間を有効に使うなら、ゆっくり動いて負荷を高めた8〜15回のセットのほうが適しています。
  • 首を手で引っ張る。 クランチでは、手をこめかみに軽く添えるか、胸の前で組み、肋骨を骨盤に近づけるように上体を丸めましょう。
  • ハンギングニーレイズなどで体を振る。 下ろす動きをコントロールし、下ろし切った位置で一瞬止まりましょう。反動を使うと、腹筋にかかる負荷が逃げてしまいます。
  • プランクや腹筋ローラーで腰が落ちる。 肋骨を下げた状態を保ち、お尻に力を入れましょう。腹筋ローラーは、腰が反る手前で止めます。
  • 腹筋運動でお腹の脂肪が落ちると期待する。 全身の筋トレ、日々の活動、目的に合った食事と組み合わせましょう。

よくある質問

腹筋は週に何回鍛えればいいですか?

多くの方は週2〜3回で十分です。腹筋は比較的早く回復しますが、十分な負荷をかけているなら、毎日鍛えても上乗せの効果はあまり期待できません。

腹筋トレーニングだけでお腹は割れますか?

いいえ。腹筋トレーニングで筋力が高まり、筋肉が大きくなることもありますが、腹筋が見えるかどうかは体脂肪の量で決まります。体脂肪は、トレーニング全体と食事を通じて、時間をかけて変えていくものです。

プランクとクランチはどちらが効果的ですか?

それぞれ役割が異なります。クランチやレッグレイズは体幹を曲げる種目で、プランクや腹筋ローラーは体幹が動くのを抑える種目です。バランスのよい腹筋メニューには、両方を取り入れます。

安全に行えますか?

いずれも一般的な種目ですが、負荷は徐々に上げ、鋭い痛みを感じる動作は中止してください。腰痛やヘルニア、持病がある方、妊娠中の方、出産して間もない方は、始める前にご自身の状態に合ったアドバイスを受けてください。

参考文献